2018/2/17 愛兎きなこ、3歳と22日。胃腸鬱滞になりました。
治療が終了したのが、3/21です。
前回、前々回の記事に続いてPart3になります。
これって病気!~胃腸うっ滞 Part1(最初に気付いた時の様子と病院について)
これって病気!~胃腸うっ滞 Part2(原因・食べてもらう工夫)
これって病気!~胃腸うっ滞 Part3(状態と味覚の変化、水を飲まないうさぎが飲みました!)←本記事です。
体調の変化、完全に元気なりました!
通院終了後もうんちと食欲が、鬱滞前と同じ状態には戻らず、大病をして変わってしまった…と受け入れていました。
きなこの食欲減退が見られたのが、2018/2/18、
適切な処置が出来たのは、2018/2/21です。
それから通院を続け、病院の治療が終了したのが、2018/3/21です。
(このあたりの事は、Part1に書いています。)
3/21前後のきなこは、うんちの数は安定して同じ数出ていますが、数自体は病気前より大体3割程少なくなりました。うんちの大きさも一回り小さいです。
お昼間、時間帯でいうと9時10時くらい~15時過ぎまで、自ら食べる事はなく、この間うんちもしません。
この状態であっても、病院の検査結果は問題なく、毎日状態、過ごし方が同じである、かつ1日トータルのうんち・牧草の量も安定していて問題がない量であるという事で…鬱滞以前には戻っていないものの、獣医師の判断の元、お薬と通院を終了しました。
飼い主的には、元気に元に戻ったー!というすっきり感がなく、15時過ぎにきなこが自ら牧草を食べ始めるまで、ハラハラしてしまいます。
大体、朝サークルに出た直後1、2回程牧草を食べると、それ以後は休止状態です。15時過ぎに食べ始めてくれれば、まだいい方で、18時くらいまで自ら牧草を食べない事もあります。そんな時は15時過ぎから飼い主があの手この手で牧草を食べさせる事になります。。
うんちは、サークルに出してすぐ食べる牧草の時にぽろっと出る以外は、夕方前に食べ始める時までうんちをしません。おしっこは、お昼間であってもしているのですが…。
鬱滞で点滴に通っていた頃に比べると、よく動き、元気になっているのは見てわかるのですが、きなこのうんちの数を数えてやっとほっと出来る毎日でした。
4月後半くらいでしょうか。気が付くと、きなこのうんちを数えていない日が多くありました。
大きさは相変わらずですが、うんちの数が多く、ぱっと見た目に問題ない状態で、飼い主的にも「よし、今日はいっぱい出ているな!今日は数えなくても、まぁいいか!」と安心してパスした日が段々多くなってきたのです。思えば、きなこに促して食べさせる事も減っています。
6月初め、きなこのうんちの大きさが元に戻りました。うんちの大きさが「小さい…」という印象から、「おぉ、こんなに大きいの出たか!」という印象に戻ったのです。
5月末から、ちょこちょこ見る様になり、今では毎日、時間の経過と共に驚く程立派なうんちをしてくれます。
牧草、レタス共にしっかり自ら食べてくれますし、数もしっかり出ています。病気をする以前の状態と同じと言えるでしょう。
ゆっくりとした、とてもいい変化です。嬉しいです。
今回は、これ、というはっきり病名のある大病ではなく、お腹にガスが発生した胃腸鬱滞、いわゆるうさぎさんに多い、よくある病気です。発見が遅くなると死に至る事もある怖い病気ですが、長引く事もあるとは聞けど、ここまでかかるとは思っていませんでした。
人間の場合も大病をして、退院できても、病後はしんどいですよね。
徐々に元気になって、病気だった事を忘れる毎日を送るまで、時間がかかります。
きなこもそれと同じだったのかもしれません。
今回は、きなこの体調が良くなって、本当に良かったです。
味覚の変化、牧草の好み
きなこは、今まで牧草をとあるメーカーの1番刈りのみを食べていましたが、鬱滞を機に2番刈りをメインに食べています。
2/21より治療を始めましたが、食欲が以前のように復活はせず…
葉っぱを選んで食べてるな…というのに飼い主がようやく気付いた後は、きなこが食べてくれる牧草を求めて色々な牧草を買ってみました。そして、4月アメリカンペットダイナー(APD)のティモシーゴールドに落ち着きました。
ティモシーゴールド以外にも、1番刈りやオーチャードグラスなど、色々混ぜて与えていますが、まぁティモシーゴールドしか、その中でも緑の葉っぱ部分しか食べないようになりました。
そしてここ最近、きなこの好みが変わってきました。
4月からティモシーゴールド一本だったきなこですが、5月中旬からネイチャーブリードのカナダ2番刈りの葉っぱの部分も食べるようになりました。
5月の終わりは、ネイチャーブリードのカナダ2番刈りの方が好きで、これを入れた時はぶっとんできます。
葉っぱの部分を先に食べていたように思っていましたが、数日後…茎の部分を好んで食べています。
ティモシーゴールドを上に入れても、顔をつっこんで、奥のカナダ2番刈りの、しかも茎を選んで先に食べ、次に葉を食べ、最後にティモシーゴールドを食べています。
カナダ2番刈りを引き出すために顔をつっこんで、顔をふんふんと上げ、ティモシーゴールドが全部床に落ちて、それは食べない…という時も、しばしばありました。
今なら固いのを食べてくれるかな?と、また色々な牧草を与えてみたところ、今まで見向きもしなかった、ネイチャーブリードのアメリカ2番刈りを食べてくれるようになりました。
そして、ここ数日はアメリカ2番刈りの方が好きなようです。アメリカ2番刈りを右半分にカナダ2番刈りを左半分に入れると、アメリカ2番刈りから食べ始め、そちらが先に無くなります。
まだ、どのメーカーや国のものでも、1番刈りは食べてくれませんし、2番刈りといえども、ネイチャーブリード以外の牧草は食べません。
通院終了から約1か月(4月中旬)までは変化がありませんでしたが、その後1か月(5月中旬)でうんちの数が増え始め、その後うんちの大きさが大きくなってきています。
牧草もどんどん固いものを食べるようになってきました。
ティモシーゴールドは、病後の身体に負担なく食べる事ができる、お粥やおうどんのような位置付けだったのでしょうか?!
身体が元気になったから、固い牧草を食べるようになったのか、徐々にしっかりした牧草を食べるようになってきたから元気になってきたのか、たまたまなのか…面白い変化です。
きなこの味覚は、今回の事以外でも変化はしています。
赤ちゃんの時は、固いストローのような茎の部分が大好きでしたが、その後は穂の実が一番になりました。いつの間にか穂の実ブームは過ぎ去り、今度は葉っぱが大好きに…そして現在という感じです。
人間も好みが変わる事がありますから、同じ生き物であるうさぎもあるでしょう。
牧草については、これからも観察し続けていきたいと思います。
ちなみに、私はきなこの好みを探すべく、色々な牧草を与えてはおりますが、知らない方が幸せ…という事もあるとは思いますので、3番刈りは与えていません。
固そうなものから順番に与えて、食べてくれたもので止めています。きなこは2番刈りを食べてくれましたから、3番刈りにはまだトライしていないのです。
そして、牧草を選ぶ基準は、一定品質のものが安定供給が出来そうだな、というメーカーを選ぶようにしています。
売り切れが続くものは、それ以外食べない!となった時が怖いので、限定品や季節のものなどは与えていません。
味覚の変化、水分摂取方法の変更
きなこは、生後5か月くらいで、水を全く飲まなくなり、それ以来レタスから水分を摂取していました。
3歳4か月まで、レタス一本で生きていたのです。
現在はレタスではなく、『グリーンリーフレタス』と『りんごジュースを1:水7.5で薄めたもの』から水分摂取をしています。
最初に水を飲まなくなった時の事は、こちらの記事「これって病気?~うさぎが水を飲まない」に書いています。
水を飲まなくなった原因は今でもわからず、ボトルを器に変えたり色々やってもダメで、獣医師のアドバイスにより色んな野菜を与えてみて、食べてくれたのがレタスだけでした。レタスに命を助けられました。それ以来ずっとレタスからのみ水分摂取をして生きています。
レタスは、栄養が余りなく、95.9%が水分(文部科学省の日本食品標準成分表を参照)で、一年中スーパーで手に入りますので、水の代わりにするには良いと飼い主は思っています。
うさぎの必要な水分量は、1kg100ccと教わり、初めは様子を見ながら、体重に準じてレタスを与えるようにしていましたが、最終的には、体重が1.5kgのきなこですが、1日約240gのレタスを食べていました。
レタスは下痢をするから×とネットで書かれているのを見ますが、我が家は、少しずつ慣らした為か?(1日レタス1枚約20gを複数回に分けて与えるのからスタートした)、牧草、ペレット、レタスしか食べず、他から水分を摂取していないからか?下痢や体調を崩した事は一度もなく、今回の鬱滞以外で病気らしい病気もなく、健康診断でも結果は良好です。
鬱滞以前は、1時間に1回、10gを計量して与えていました。置いておくと水分が蒸発するので、お昼間や遊んでいる時にレタスを食べない時は、起きてから、または遊び終わってから新鮮なレタスに差し替えるなど、レタスの鮮度に気を付けていました。
レタスも2日に1回スーパーに行き、新鮮なものを選んでいます。気候が原因で、スーパーの鮮度が悪い時は、JAの産直、高級スーパー、農家さんより直販など、色々手を尽くしていたのですが…今回の鬱滞では、何をやってもダメ、レタスを食べる量が減ってしまって。。。1日60gくらい、時にはもっと食べない日も続きました。これでは脱水症状になってしまいます。
獣医師に相談したところ、何でも色々やってみましょう。体重が増え続けなければ、それでOK!という事で…
早速「学窓社 うさぎの内科学ノート」という本を買い、うさぎに与えてもよい野菜、ダメな野菜を調べつつ、文部科学省のサイトで水分量を見て、1日の水分量を計算する日々が始まりました。
(この本は(今Amazonでは1~2か月待ちで、楽天では在庫ありで売っています。見開きで食べても良い野菜が載っている獣医学書ですが、食べて良い野菜の中ににんにくが入っていたり、食べて良い野菜に入っているケールが、溶血性貧血の原因にも載っています…この本を丸々信じるのではなく、参考に比較検討する必要があると思います。)
季節の野菜、絞り汁、ジュースを薄めたものなど色々試した結果、
『グリーンリーフレタス』と『りんごジュースを1:水7.5で薄めたもの』に落ち着きました。
現在は、
『グリーンリーフレタス』を1日120g~140g程、
『りんごジュースを1:水7.5で薄めたもの』を50㏄~100ccくらいを毎日摂取しています。
きなこは、鬱滞以降レタスを食べなくなり、ほとんどの野菜を朝一と夜以降の時間帯以外は、口にしなかったのですが、そんな時でも唯一食べてくれた野菜が、明日葉でした。
明日葉は、食べても1度に食べる量が葉っぱ1枚か、茎10cmくらいのどちらか程で、重量は少なく、うさぎの1日に必要な水分摂取には到底足りないですが、お昼間でも2時間おきくらいのお昼寝から目が覚めた時に食べてくれました。
元気になって明日葉の摂取量が増えてくると、きなこがどんどん太ってきたので、今は与えていません。減らす時も徐々に減らしていきました。明日葉は、3月から5月の初旬くらいまで与えていました。
明日葉は、水分量が88.6%(文部科学省の日本食品標準成分表の6野菜類06005)と野菜の中でも低い数値で、栄養価は高いです。お野菜で栄養を与えたい場合には、良いお野菜かもしれません。
朝起きてケージからサークルに出した時の朝一と、夜の時間帯のみしか、野菜を食べてくれませんが、食べてくれる時は、レタス、ロメインレタス、サニーレタス、グリーンリーフレタスなどを与えると、どれを食べようかな~と選びながらも色々食べくれます。そのうちサニーレタスを食べなくなり、レタスを食べなくなり、最後にロメインレタスを食べなくなりました。それぞれの野菜を10gずつお皿に離して置いていますが、グリーンリーフレタスしか減らなくなったのです。
液体からの水分摂取として、まず、アクアコールとうさぎのバランスウォーターを色々な濃度で与えてみましたが、飲みませんでした。
「知らないものは怖いから嫌!」と初めは嫌うのですが、味を知れば好きになる事もあるのがうさぎです。きなこの口に私の指でべっと水滴をつけてからというもの、この2つには近寄らなくなりました…
明日葉の粉末を水で溶いたものを与えましたが、飲みませんでした。
こちらは濃度の研究をしていませんので、またいつかトライしてみたいと思っています。
レタスをミキサーにかけてどろどろにしたものを与えましたが飲みませんでした。
りんごを擦り下ろして、3倍の水で薄めて器で与えると、飲んでくれました!
2年ぶりくらいに、きなこが水を飲んでいる姿を見ました。大変感動しました。
そのうち、擦り下ろしりんご1:水4でも飲んでくれるのですが…擦ったりんごの固形部分を食べたいようで、一生懸命ジュースを飲み干して、固形部分を食べています。これは太ってしまう!という事で、擦ったりんごを濾して、ジュース部分を水で割り、与えていたのですが…古くなったりんごジュースは飲みません。色も変色してしまいます。きなこの飲むタイミングにりんごジュースを入れないといけないのですが、それが難しく、数時間置きにりんごを擦るのも大変です。
そこで、りんごのストレートジュースを割ったものを与えてみました。
りんごジュースは、最初りんごジュース1:水4に薄めて与えると、夕方以降は飲んでくれるようになりました。
毎日1ccずつりんごジュースを減らし、ついにりんごジュース1:水10になった時、きなこがジュースをほとんど飲まない事に気付きました…。ある程度美味しくないと、のどがカッラカラになるまで飲んでいないようです。日によっては、1度も飲みません。これはまずいと思い、1:9、1:8とりんご濃度を高くすると、飲む回数が増えていきます。1:7.5にした時、レタスと合算した水分量がバランスがいいなと思ったので、それ以上濃くするのを止めました。
水を飲む事は楽だ!と気付いたんでしょうか。お部屋をダッシュして遊び倒した後など、のどが渇いていて一気飲みしたい時は、レタスではなく、りんごジュースの方をごくごく飲んでいます。
レタスを残し始めると、牧草も食べなくなり、体調が崩れ始めるような気がしています。ジュースを飲む事で、体調が悪い時、お腹いっぱいになりたくない時でも、水分を摂れて、体調が崩れなければいいなぁと思います。
きなこが飲んでいるのは、「アオレン 希望の雫」です。
ストレートジュースなので、濃縮還元や加糖がされていません。空気に触れないよう密閉した状態ですりおろし搾っていて、ビタミンCもしようしていないと説明があったので、これを選びました。
280mlの小さいペットボトルなので、きなこに新鮮なものを与える事ができ、飼い主も無理に飲まずに済んで、太りません(笑)4月1日に購入したものは、賞味期限も11月まであります。
うちでは、48本入り5862円のものを買っています。2018年4月は、これが最安値でした。
JAアオレン 選べるりんごジュース 希望の雫&黄色い林檎 280mlペットボトル (24本入を2種選べる)48本セット
Amazonでは、24本入り3004円です。金額的には、あんまり変わりません。楽天はポイントが付くので2つのサイトを比べて、楽天にあれば、私は楽天で買っています。
Amazonの希望の雫へのリンク
これからも、きなこには、色んな変化がある事でしょう。
今回のような良い変化だけではないとも思います。私はきなこと共に過ごせる、それだけで幸せです。これからも、その時々の成長や発見を楽しんでいこうと思います。
実はこの記事を書いている2日程、きなこがりんごジュースをまた口にしていないような気がします…^^;
今後も変化があるかもしれませんが、一旦で胃腸鬱滞シリーズは終了致します。