愛兎きなこ、2歳6か月、引っ越しをしました。
引っ越しは、うさぎさんにとって、心身共に負担が掛かる、とても大きな変化です。
引越しで、体調を崩してしまったり、具合が悪くなるうさぎさんは大変多いようですので、しっかりと計画を立て、遂行する事が大切です。
計画を完璧に遂行したとしても、うさぎさんが体調を崩してしまったり、新しい環境に慣れる事が難しい事もあると思います。ですので、大変緊張しましたが、我が家の引越し、きなこにも特に問題がなく、2か月が経ちました。
引越し直後では見られなかったコテンも毎日行ってくれ、引越し前と変わらず過ごしているように見えます。
これから私達の行った引越しについて書きます。
長くなりますので、以下2つの項目に分けて書きます。
- 引っ越す前の準備
- 引っ越し当日とそれ以降
この記事は、「引っ越す前の準備」について書きます。
「引っ越す前の準備」
- かかりつけ医に引っ越しの相談
- 新天地での動物病院探し
- 移動計画
- まとめ「持っていくもの、送るもの」
- 引っ越し実行スケジュール
うさぎさんは普段、ぐだっとしてちょっとの事では動じなかったり、のんびり生きているように見えても、神経質かつ敏感な一面を持ち合わせています。
愛兎の為にも、引っ越しがつつがなく終わるように、飼い主が事前に計画を立て、計画を遂行しなければいけません。
まず、引っ越しが決まった段階で、きなこのかかりつけ医である、さかい動物病院の先生に引っ越しに対する注意事項などを相談をしました。
先生に頂いたアドバイスは、2つです。
1つ目。
「引っ越しても、うさぎの住環境を変えないでね。新しい場所に移ると、飼い主さんは、うさぎのケージやトイレを新しいものに変えたり、レイアウトを変更したりしたくなります。でもうさぎは、慣れない新しい所で、ただでさえ不安なのに、レイアウトがいつものものでなかったり、いつもの慣れ親しんだものから新しいものに変わると更に不安になります。
トイレや水飲みなど、うさぎが使う用品は変えないで、今まで使っていたものを移転先でも使う事。
レイアウトもなるべく最初は変更しないで。」
どのくらいの期間、レイアウト変更をしない方がいいのか確認しましたが、
「6か月くらいですかね。慣れたように見えても、ポーカーフェイスのうさぎですから、見かけはあてにならないのでね。」との事でした。どのくらいの期間で慣れたと言えるかどうかは、うさぎさんによるので、よく見てあげてとの事でした。本当に慣れたらOKとの事です。
慣れたなと思う動作や行動などを聞けば良かったのですが、聞きませんでした。ここは反省点です。
2つ目。
「動物病院には、すぐに連れて行かない。具合が悪ければ別です。新しい環境に慣れていない状態で、嫌いな動物病院に連れて行かれるのは精神的に良くない。」
どれくらいの期間、連れて行くべきではないのか先生に確認し忘れたので、後日電話でAHT方に確認したところ、1、2か月は控えた方がいいとの事でした。
先生のアドバイスにより、まず動物病院に行くタイミングを考えます。
きなこが病院に行くのは、1年に1回の健康診断と、3か月に1回のつめ切りです。
うさぎは、1年で人間の6歳年をとりますので、4~5歳までは1年に1回、4~5歳からは半年に1回の健康診断を考える必要があります。
きなこは、毎年11月に健康診断を受ける事にしています。
引っ越しは4月なので、11月に健康診断を新しい病院で受けるのは問題なさそうです。
あとは、つめ切りです。
きなこは、つめ切りを動物病院で3か月に1回行っています。
さかい動物病院では、3か月に1回、つめ切りをし、診察で全身をチェックする事を、推奨されており、きなこもそれに従っているのです。
普段ならば、つめ切りは、11月(健診と同時に行う)、2月、5月、8月ですが、4月に引越しする為、5月のつめ切りは、タイミングが早すぎかもしれません。今回は、1月と3月(引越し前ギリギリより少し前)にさかい動物病院で、つめ切り&全身チェックをしてもらう事にしました。
引っ越し先は、愛知県ではありませんので、大変残念ながら、さかい動物病院に継続してみて頂く事が出来ません。
新天地で、きなこを診て頂く動物病院を探します。
幸いな事に、さかい先生が、新天地に知り合いはいないけど、動物病院をリストアップして来たら見てあげると言ってくださったので、インターネットで動物病院を探し、リストにしました。検討項目として、以下を含めました。
- 病院のデータ(休みの日と夜間や緊急時の対応など)
- 新居からの交通の便
- 病院の特徴
- 迷う理由
引っ越しで具合が悪くなるうさぎさんは、本当に多いようですので、事前に病院を調べておく事は大切な事です。
いざという時に困らないので、飼い主の精神衛生も良くなります。
私は、さかい先生に相談後、以下4つの動物病院を決めました。
- 第一志望、第二志望の2つの動物病院
- その動物病院がお休みの日に空いている動物病院
- 夜間動物病院
もし、引越し後にきなこの具合が悪くなって、私が動揺していても病院のデータを速やかに確認できるように、
病院の営業時間と、移転先から病院までのアクセス(電車とタクシー)を調べてPDFにし、携帯とWebメールに送り、紙に印刷したものをきなこの移動用キャリーの中に入れておきました。
これで病院は一つ片付きました。
移動計画を立てます。
- 移動方法を考える
- 移動に必要なものを揃える
1.移動方法を考える
移動時間は一番移動時間が短い、新幹線にしました。
引っ越しの荷物は、翌日でなければ移転先に届きません。
車移動だと、きなこの身の回りのもの全てを持っていけるのですが、きなこは車に乗り慣れていないせいか、車に乗せている間ずっと震えているのです。これはきなこに負担が大きすぎるので、ダメです。
きなこの身の回りのものを持てるだけ持って、新幹線で移動します。
引っ越し屋さんが荷物を出した後、すぐに移転先に移動します。引っ越しの荷物はまだ来ていない状態ですが、移転先で泊まります。
さて、次は持って行く荷物です。
移転先では、きなこの床材にカーペットラグを使いたかった為、引越しの4か月くらい前から、きなこエリアの床にひいているホットカーペットを処分し、カーペットラグに変更しました。
また、パーティションは予備があるので、適度に交換し、全て使用済みにしておきました。
きなこのケージ一式、サークルの中のトイレ、水入れ、長座布団は持って移動します。
牧草、ペレット、ペットシーツも4日分ほど持って移動します。
パーティション一部と床材のカーペットラグは、移転先に宅急便で、先に送っておきます。
パーティションの残り、きなこエリアのベッド、牧草・ペレット・ペットシーツなどは引っ越しやさんに運んでもらいます。
移転先に到着後は、まだ荷物が届いていないので、すぐに前の環境と同じものを作ってあげる事ができませんが、何もない移転先できなこの不安を少しでも解消すべく、このようにしました。
ケージと長座布団を運ぶ為に、キャリーを購入しました。
私が購入したのは、キャプテンスタッグ のワイドキャリーUL-1000です。
ケージと長座布団をプチプチでぐるぐる巻きにして、このワイドキャリーに乗せて移動します。
これは失敗談なのですが、ケージをプチプチにくるむと、思ったより大きくなってしまい、付属のフック付きコード2本では足りず、慌てて100円均一で購入、装着しました。ダイソーの自転車コーナーでフック付きコードを購入しましたが、短かかったので、2本を1本にして使いました。
キャリーとケージをコードでぐるぐる巻きにして運ぶと、意外に安定して、ぐらぐらもせず、安心して運ぶ事が出来ました。
本当は、台車みたいなもので運びたかったのですが、JRに確認したところ、台車はホームで使うのは禁止だそうです。決まった業者の決まったものしか駅構内では使用できないようです。
片側にだけ車輪がついていて、自立するものはOKとの事でしたので、キャプテンスタッグのワイドキャリーにしました。
こちらはキャリーの車輪が大きく、転がすのも楽でした。他のキャリーに比べて高かったですが、なんせかさばる60ケージを運びます。移動が楽なのが一番なので、これを買って良かったです。
まとめ「持っていくもの、送るもの」
「持って行くもの」
・ケージで使っているもの一式
(ケージそのもの、ケージ内トイレ、牧草入れ)
・サークル用のトイレ
・サークル用の水飲み
・サークル用の牧草入れ
・牧草4日分(移動日、引越しの荷入れ日+予備2日)
・ペレット4日分
・ペットシーツ4日分
(↑ここまでは、ケージの中に全て入れてしまいます。)
・きなこエリア内の長座布団
(↑こちらは圧縮袋に入れてケージの上に置きます。)
・移動用ケージ
・水飲みボトル
「引越しの荷物とは別に、宅急便で移転先に移動日当日に到着するように送るもの」
・ペットフェンス10枚
・タイルカーペット6枚
こちらは、到着日指定ができるギリギリに出すのではなく、1日のバッファをみて発送しました。
今までクロネコさんを使っても、荷物が手違いで営業所に届かず、時間指定に間に合わなかったり、全く違う営業所に行ってしまった事があります。違う営業所に行ってしまっても、移転先に確実に指定日に届くように、余裕を見て送る癖がついてしまっています。
「引越し業者に運んでもらうもの」
・きなこエリア内ベッド
・ブランケット
・ペットフェンス残り
・カーペットタイル残り
・牧草・ペレット
つめ切りやおもちゃなどの小物
<4か月前>
- ホットカーペットをタイルカーペットに変更する。
- ペットフェンスの半分を1枚ずつ交換して、新しいペットフェンスを使用済みにする。
- 動物病院を探す。
- かかりつけ医に引っ越しの注意事項などを相談する。
- きなこに、引っ越しする旨を伝え始める。引っ越しとはどういうものか説明する。
- 引っ越しの10日前に、動物病院でつめ切りをする。
- きなこに、もうすぐ引っ越しである事をよく言い聞かせる。
- 移転先到着時に着くようにレンタル布団を手配する。
- ケージを運ぶキャリーを購入する。
- きなこの「引越しの荷物とは別に、宅急便で移転先に移動日当日に到着するように送るもの」を発送する。
- きなこに、引っ越しの心構えを伝える。怖くない、大丈夫である事をよく話す。
- 引っ越し日当日に持って行くきなこの荷物を大体まとめておく。
- きなこに、明日引っ越しである事をよく言い聞かせる。
- 朝、いつもの時間にきなこをサークルに放し、いつも通りに過ごさせる。
- きなこに、今日引っ越しである事をよく言い聞かせる。
- 引っ越しやさんに、きなこエリアに手を付ける前に声掛けしてもらうようにし、声掛けがあるまでは、サークルの中できなこと一緒に過ごす。
- 引っ越しやさん声掛け後、きなこはケージに入れる。
- 当日飼い主が持って行くものは別にしておき、運ぶものだけを持って行ってもらう。
- 引っ越しやさんが荷物を全て運びだした後、持って行くものを梱包する。ケージに入るものは、とにかくケージに詰め、長座布団と共に、プチプチでぐるぐる巻きにし、一塊にする。
<3か月前>
<1か月前>
<引っ越し日4日前>
<前日>
<当日>
準備として考えた事・行った事は、このくらいです。
では、次は引っ越し当日の動きを書きます。