外出時にうさぎの様子を確認する見守りカメラ(監視カメラ)

働きながらペットを飼っていらっしゃる方が多いと思います。
愛兎の具合が悪い時や外出時間が長い時は、一人でお留守番中問題ないか心配ですよね。

今日は、家の中を監視する屋内カメラについて書きます。

  1. 購入見送り、市販の屋内カメラ
  2. 我が家の屋内カメラもどき
  3. 動画配信のやり方

 

 1. 購入見送り、市販の屋内カメラ

 

最近は色んな所で、家の中用の監視カメラも多く目にするようになってきました。
安いものは5000円くらいから、高いもので4万円くらいまで、大手ではパナソニック、あとは色んな会社から屋内カメラが発売されています。

我が家でも検討しましたが、購入を見送りました。
最後まで迷ったのは、Panasonic ホームネットワークシステム 屋内カメラキット KX-HJC200K-W(28000円)です。
http://panasonic.jp/hns/hjc200k/

見送った原因は以下の通りです。

  • 固定IPが必要
    モバイルルーターなどのIPが変わるものでは使用できません。
    我が家の契約するプロバイダでは、オプションで固定IPを契約しなければいけません。
    IPはすぐに変わるわけではなく、基本的には同じものを使い続けている場合も多いですが、長期間で確認すると、やはり変わっていきます。
    「いつ変わるかわからないが、まぁすぐには変わらないので、とりあえずパナソニックを使って、IPが変わったら設定し直す。」というのも考えたのですが、突然外出になったここぞという時に使えないのは嫌なので見送りました。
     
  • 画質が心配
    画素数は30万画素しかありません。
    解像度やフレームレートは公開されておらず、30万画素と言われてもどのくらいかぴんとこないので、なんとかイメージをつかもうと調べてみました。

    他社のWebカメラが30万画素で、以下の数値になっていました。
    最大解像度 : 480p(640×480ピクセル)
    最大フレームレート : 30fps
    ふむふむ。

    私の携帯、iphone6は、以下です。
    最大解像度 : 720p(1280×720ピクセル)~1080p(1920×1080ピクセル)
    最大フレームレート : 30fps~60fps
    背面のカメラは800万画素、前面のカメラでも120万画素です。

    例えば、写真1枚をパソコン画面で見た時、現在の多くのディスプレイ(1920×1080ピクセル)で見て、きれいです。
    という写真が1080pだとすると、720pだと引き延ばす形になるのでちょっと荒い。480pだと大分荒いという事になりますでしょうか。
    荒いと言っても、どのくらいなのかわからないので、更に例を探してみます。

    iphone4の前面カメラが30万画素でした。
    インターホンの画素数が32万画素となっていました。インターホンの画面サイズならきれいかもしれませんが、それがパソコンの画面サイズ、または携帯の画面サイズに伸び縮みするわけですね。携帯で見るくらいだったら許容範囲なような気がします。

    そして、一番私にリアリティのあった例、私のバイクのドライブレコーダーは35万画素です。。。
    ニリドラというドライブレコーダーですが、画質はかなり汚いです。パソコンで、両掌くらいのサイズで見ても荒い。ナンバーなんて絶対に読み取る事はできません。それより低い画素数というと、めちゃめちゃ荒いではないか…許容できなくて、買った後後悔しそうです。

 
以下2点は心配ではあるけれど、なんとかなるポイント。
今よりこの点においてよりよい機器が出れば、購入の背中を押してくれるかなと思うところです。

  • セキュリティ
    ロシアのサイト「Insecam」では、初期設定のままの監視カメラの映像が設置者には無断公開されています。IDとパスワードを不正に取得してハッキングしているという訳ではなく、ただセキュリティが甘いカメラの画像を公開しているのです。
    初期設定のパスワードを変更しさえすれば、他人が監視カメラにはアクセスはできないそうです。
    簡単にはハッキングされないのかな?知識のない私は、ただなんとなく恐い気持ちがして導入をいつも迷ってしまいます。
     
  • カメラで写せる範囲が狭い
    水平70度の角度まで撮れますが、範囲は広くないので、考えて置かないといけません。
    ただ、ここは首ふり機能90度があるのでそれを考えて設置すれば、問題なさそうです。

 
温度センサーがついていて室内の温度が確認できる事や、マイクで双方向の通信ができる事は魅力的です。まずは画質に関する性能が上がったら、再度検討したいと思います。

 

 2. 我が家の屋内カメラもどき

 

我が家では、市販の屋内カメラを見送った替わりに、使っていない古いipadで家の中をライブ配信しています。
ipadできなこがいる範囲を動画配信し、その動画サイトに外出先からアクセスする事できなこの様子が確認できます。

動画配信に必要なものは以下3つです。

  • ipadかWebカメラ
  • インターネット接続
  • ustreamかyoutubeのアカウント

 
■ iPadかWebカメラ
今はipadを使っていますが、以前はノートパソコンについているWebカメラを使っていました。
Skypeなど顔を見て話せるノートパソコンの画面の上についているカメラです。

ipadは携帯会社と契約していなくても、電源が入って、Wifiに繋がっていて、ipadでインターネットが見れるならば配信が可能です。

パソコンのWebカメラもiPadも、チルトパン機能は当然ないので、きなこがいる範囲を見渡す事ができるいい場所を探して設置するのが大切です。ipadはノートパソコンと違って自立しないので、この「いい場所」への設置が大変でしたが、ipadスタンドを購入した事でかなりストレスがなくなりました。
スタンドは、動画配信時に限らず、キッチンで料理をしている時にレシピを確認したり、映画を見ながら料理をしたりできて便利です。買ってよかったアイテムです!

パソコンのWebカメラは、初期投資なしで監視カメラもどきになりますが、画質がかなり汚いです。何をやっているのか動作は確認できますが、ぎりぎり見える、という感じです。
ipadに変えてからは、まだ許容できる映像になりました。

≪WebカメラとiPadの画質の違い≫

  • Webカメラ

    <機器スペック>
    ・パソコン
    15.6インチ FHD(1920 x 1080)

    ・Webカメラ
    解像度:静止画像 1280 x 720 メガピクセル
    ビデオ(最大) 1280 x 720 HD (30 fps)
    対角視野角74 度

    左の写真は、実際の撮影風景です。テーブルなどにノートパソコンを置いて、ustreamで動画配信しています。
    右は動画配信中のパソコン画面の写真です。スクリーンキャプチャを取りましたが、実際もこんな感じに見えています。
    (写真をクリックすると大きな画像で見る事ができます。)

    ペットの見守りカメラを無料で作製する。, ペットの見守りカメラを買わなくてもうちにあるもので撮影できた!, ペットの見守りカメラを家にあるもので作る。, ホームカメラでうさぎを撮影する, 留守番中のうさぎを撮影, 屋内カメラをノートパソコン1つで行う。, 屋内カメラを買わずに古い携帯で監視カメラ代わりにする

    こちらが、ノートパソコンのWebカメラを使って、ustreamにリアルタイム配信をした実際の動画です。画像荒いですね。
     

  •  

  • iPad

    <機器スペック>
    ・ iPad (第 3 世代) Wi-Fi:A1416
    背面カメラ:静止画像 500万画素
    ビデオ(最大) 1080p HD(30fps)

    上の写真が実際の撮影風景です。段ボールでかさ上げしてみました。
    下の2枚の写真は動画配信中のipad側の画面です。スクリーンキャプチャを取りました。
    (写真をクリックすると大きな画像で見る事ができます。)

    ペットの見守りカメラを無料で作製する。, ペットの見守りカメラを買わなくてもうちにあるもので撮影できた!, ペットの見守りカメラを家にあるもので作る。, ホームカメラでうさぎを撮影する, 留守番中のうさぎを撮影, 屋内カメラをノートパソコン1つで行う。, 屋内カメラを買わずに古い携帯で監視カメラ代わりにする

  • 動画をアップロードしたものを見るので、ipadやiphoneで撮影し、直接機器から見る時の画質には劣ります。webカメラよりはずっときれいなので、きなこ留守番時はiPadで撮影しています。
    とはいえ、家にあるノートパソコンだけで何も購入せずとも、見守りができるのは気軽でいい事です。外出が多くなる前は、ずっとノートパソコンを使っていました。

     
    ■ インターネット接続
    テレビの生放送のように、リアルタイムでインターネットに動画をアップするわけですから、インターネットに常時接続している必要があります。

     
    ■ ustreamかyoutubeのアカウント
    動画のライブ配信はustreamやYoutubeliveなどがあります。
    この2つなら閲覧者を絞った公開が可能なので、知らない人にリアルタイム配信によって家の中を見られる心配がありません。
    私はいつもustreamを使っています。youtubeでないのは、単に昔からustreamを使っていたので何も考えずにそのまま使っているだけです。

    ustreamはパスワード付配信が可能です。
    動画のURLや自分のチャンネルを他人が知っていても、配信する動画にパスワード制限をかける事ができるのでパスワードを知らない人はライブ配信を見る事ができません。
    パスワードを設定しておけば「URLを知っているから見れた。」「自分のチャンネルを知られているので見られた。」「検索で引っかかって、たまたま見れた。」というような事はありません。
    パスワードを適当に入れられて、それが当たってしまったら、動画を見れてしまいますので、パスワードの管理はしっかりしなければいけません。

    youtubeでもライブ配信が可能です。
    昔はYoutubeのライブ配信は、100人を超える人がチャンネル登録をしているアカウントしかライブ配信をできませんでしたが、今は誰でも配信可能になりました。
    youtubeでも公開の設定が変更でき、非公開にすると配信者と、配信者が招待したGoogleアカウントの人しか生放送を見る事ができません。

    どちらもリアルタイム配信ですが、サイトで確認できるまで1分ほどタイムラグがあります。
    特別にネットワークカメラを買わなくても、家にあるものでペットの見守りが可能です。

     

     3. 動画配信のやり方

     

    ■USTREAM

    1. アカウントを作成します。
      ustreamのサイト
      http://www.ustream.tv/?lang=ja_JP

      サイトにアクセスし、右上の新規登録をクリックします。
      アドフリープランを選びます。広告入っても何でもいいから、ネットワークカメラ代わりに使いたい!というのでしたら、「フリー」のすぐ下のアカウント登録を選びます。

      後は、聞かれる事に答えていけば、アカウントができちゃいます。

    2. パスワードを入れないと見れない設定にします。
      アカウントが出来たら、チャンネルを作ります。
      チャンネル設定→チャンネルを作成がありますので、そちらから作ります。
      パスワード設定は以下にあります。

      %e5%8b%95%e7%94%bb%e9%85%8d%e4%bf%a1_6

      必ず、「チャンネルにパスワードを設定する」にチェックを入れて下さい。
      %e5%8b%95%e7%94%bb%e9%85%8d%e4%bf%a1_7

      これで、初期設定は完成です!

    3. 最後に配信します。
      パソコンなら画面右上の「ライブ配信」ボタン、iPadなら右上のビデオカメラみたいなアイコンをクリックします。
      次に、パソコンなら「配信開始」ボタン、iPadなら画面下真ん中の赤い丸を押せば、動画配信が始まります。

      ちゃんと配信されているかどうか確認したくても、URLから見るには1分くらい同期に時間がかかります。リアルタイム配信と言っても、1分くらいのタイムラグがあるわけです。
      動画の撮影時間が進んでいる、携帯などできちんと撮影されているか自分のチャンネルを見るなどして、確実に撮影されているか確認して下さい。
      iPadはアプリを入れると、動画撮影ボタンと録画ボタンをタップするだけの2アクションで済むので楽でいいですよ。

    ■YOUTUBE

    YOUTUBEについては、ネットで検索すると分かりやすいサイトがたくさんあります。
    「YouTube ライブ配信 やり方」などの検索ワードで、検索してみて下さい。

     
     

    本当は、CLAIRVO(クリアボ)というネットワークカメラが欲しかったんです。
    きなこのかかりつけ医である、さかい動物病院のブログに載っているのを見て、初めて知りました。

    2016年3月13日  非接触型モニター CLAIRVO
    2016年9月20日  CLAIRVOをデモ
    2016年10月15日 CLAIRVOを設置

    早速調べてみたところ、暗視・温湿度計機能だけでなく、呼吸と心拍、体動をモニターしてくれる、すごいものでした!
    暗視機能・室内の温度が確認できるものは、パナソニックの屋内カメラにもありますが、CLAIRVOのすごい点は任意の閾値でアラームの設定ができメールで飛ばせるのです。全然動かなかったらメールがくるという設定もできてしまうという事ですよね!

    メーカーに問い合わせたところ、獣医師でなく個人宅でも購入できるとの事。やったー!と喜ぶのもつかの間。
    本体価格は24万数千円で、1年間に1万円ちょっとのメンテナンス代がかかるそうです。さすが、医療のプロ用だけあって高額です。私のような素人がおいそれと買えるものではありませんでした。

    外出時だけ使う場合でも、年1万円かかるのですか?と確認すると、そうですとの回答でした。もちろん、登録を止める等連絡すればなんとかなるのかもしれませんが、基本的には、普段から使っていなくとも、持っているだけで年1万円のランニングコストがかかるそうです。

    高機能でとても欲しかったのですが、残念です。

     
     

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